特集=チェコのこと
第一号では、「特集=チェコのこと」と題し、チェコのゲーム、映画、音楽、アート、コミック、絵本、人形劇など幅広いジャンルを扱い、チェコの現代のカルチャーを紹介しています。
この特集を設定したのは、日本で「チェコについて」といった時に取り上げられることの多い80年代以前の作品ではなくて、ビロード革命のあと、90年代以降の作品を扱った雑誌を読んでみたい、と思ったことが理由です。文学作品や映画は、なるべく日本語でアクセスしやすいものを選びました。同時に、映画祭や人形劇についてなど現地でしか味わいにくいという性格のものについても掲載しています。現地で活動する方へのインタビューを通じて、チェコのいまを感じていただけたら嬉しいです。
この雑誌で扱われているのは「チェコのこと」のほんの一部ではありますが、楽しんでいただけたら幸いです。
Index
- はじめに
- チェコってどんな国?
- 小さくて弱くて優しい主人公たちと―アマニタデザインのゲームを遊ぶ
- 手仕事の映画−チェコの人形/アニメーション映画
- 「おばちゃん」の普遍性―映画『チェコスワン』を観て
- 『異端の鳥』の非情
- 映画祭から見えるチェコの市民運動の伝統―イェデン・スヴィエト人権映画祭ディレクター オンジェイ・カメニツキーさんインタビュー
- チェコの音楽をちょっとだけ
- チェコのアートシーン―Cena Jindřicha Chalupeckého /インジフ・ハルペツキー・アワード
- チェコ・コミックの本棚から
- ビジュアルから想像が広がるチェコ絵本―Baobabの魅力
- 日本で出版されているチェコの絵本
- チェコで友達を作るには?趣味のクラブを作るという提案
- チェコの慣用句から日本語を学ぶ
- イジー・クラトフヴィル『約束』―「ナボコフの二手詰」すら包括する、「狂気」の連続体
- ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』――哲学とシュールが入り乱れたチェコの幻想文学――
- Divadlo Líšeňの人形劇
- 観客の目を見つめて―人形劇作家ヴェンドゥラ・トムショヴァーさんインタビュー
- チェコのことをもっと知るには
A5変形・55ページ・中綴じ製本
Writers
あまのさくや
佐賀建
大久保りさ
富重聡子
遠藤徹
日原聖子
中野木波
イヴォ・プルセック
りさきゃん
高橋麻菜
三橋光太郎
はと
藤田琳
Staff
企画/編集:藤田琳
アートディレクション/デザイン:中山望
装画:香取亜美
印刷:藤原印刷株式会社
製本:有限会社中正紙工
Shops
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訂正
初版発売後にミスが判明しましたので、こちらにて訂正いたします。
ご指摘いただき、ありがとうございました。
*現在販売中の2刷では修正済みです。
p.14 3行目
誤:アーティストのフランティシェク・スカーラ(František Skála)
正:アーティストのフランティシェク・アントニーン・スカーラ(František Antonín Skála)
p.33 末尾
誤:p.14でも紹介した美術作家のフランティシェク・スカーラ
正:p.14でも紹介した美術作家のフランティシェク・アントニーン・スカーラの父、フランティシェク・スカーラ